考えてる人
イップスになりやすい人ってどんな人?イップスってなりやすい人はいるの?もしかしてイップスかもしれない…イップスにならいないように
本記事の内容
この記事を書いているぼくは
- イップスになりやすい人の特徴にどハマり
- イップスにならないために意識すること
- 大学卒業後フットサル選手の時にイップスを経験
- イップスを克服し今も現役選手
- アスリート歴24年
- イップスになりやすい人の特徴を知ってもらう、
- イップスかもしれないと感じている人であればその指標にしてもらう、
- イップスにならないために意識したいこと
目次
イップスになりやすい人の特徴にどハマり
責任感が強い
当時のことを思い出すと大学卒業後にフットサルチーム入団の時にこんなことを言っていたのを思い出す。 「誇りと責任を背負ってチームのために戦います」 正確には何を言ったのかはっきり覚えていませんが、誇りと責任を背負う的なことを言っていたのは確かです。 この言葉をみても責任感の強さが出ていますね。 ただ、この責任感の強さは少し間違ってしまうと過去のぼくのように不調への入り口になり、イップスになってしまう場合があります。 こちらの記事<サッカーのイップスを克服した現役アスリートの体験談【方法あり】>でも書いていますがホームの公式戦で失点に繋がるパスミスをしてまい、即交代。そこからチームは3連続失点し敗戦。 その試合の負けを当時の監督から「全てお前のせいだ」と言われ、責任を背負ってしまいました。今、自分が監督としても活動していることを考えると、チームの負けを1人の選手に背負わせるのは絶対にあってはならない。 チームの勝利は選手たちのおかげ。 チームの負けは監督の責任。 そう思うわけです。 ただ、アスリートの視点からすると監督の言葉をすべて受け入れてしまったことは自分の弱さでもありました。 自分の弱さを知らなかったこともイップスになるきっかけだったと思います。 確かにミスをしてしまったぼくが良くないですし、監督の言葉をそのまま受け止めてしまった事で不調に陥ってしまったと感じています。真面目で完璧主義
この話は驚く人もいるかもしれませんが、当時の監督はほぼ毎日5分〜10分遅刻して練習にやって来ていました。 プロフットサルチームと公に言っている人が毎回遅刻です。 ありえない事なんですが、監督の遅刻に対して誰も何も言わない。ぼくは「なんで?」と思っていました。 大学サッカー部では遅刻に対して、すごく厳しかったので時間のルーズさに大きなギャップを感じてしまっていました。不満をため、愚痴る
監督の遅刻に加え、チームは日本トップリーグ参戦して1年目だったため、運営面でもとても大変だったと思います。 ですが、プロチームとして戦うという覚悟をしたならばそれ相応の準備が必要です。 人間関係の悪い部分が見え隠れしたり、ストレスのはけ口を後輩にしたりする雰囲気でした。 最初のうちはあまり気にしていなかったのですが、時間が経つにつれて段々と不満がたまり、愚痴を職場の人にひたすら漏らしていたのを覚えています。 何も解決策もなく、後ろ向きなことばかり言っていました。 今、思うと自分の言葉で自分を縛ってしまっていたのだと思います。高すぎる目標
ぼくは、小学校の卒業文集に一流のサッカー日本代表選手になると書いたことを今でも覚えています。 その夢を叶えるべくぼくはサッカーに直向きに打ち込んできましたが大学の時にその夢を諦めました。 でも、大学から始めたフットサルで夢を実現するための入り口に立つことができました。それがプロフットサル選手でした。 入団した4月、サッカーノートに日本代表になるまでの道のりを書きました。 今になって思うのですがその時に失敗したのは、目標があまりにも高すぎたという事です。 一年目の目標が 入団して1年目にスタメンで出場し、10ゴールを奪い新人賞を獲得 でした。 この目標が良くないのは目標が目的になってしまっていた事です。 新人賞を獲得するために事細かく戦略を練るところまで考えていたらできたのかもしれませんが、23歳の若者にはそんな知恵も知識も根拠もない目標を立ててしまっていました。 目標を達成することが目的になってしまうとどこかで苦しくなり自分で自分を追い込んでしまうことに繋がります。 目標を目的化するのではく、目標を達成する目的は何なのかをはっきりと持っておく必要があったのです。理論的に考えすぎる
フットサルというスポーツはサッカーに比べて理論がとても大切なスポーツです。 コートが狭い分、効率的に動かないと相手にボールを奪われやすくなります。 なので動くための型があってそれを覚えていくことでスムーズに動けるようになっていきます。周囲の目を気にしすぎる自分をよく見せようとする
ぼくの中でこれも大きな原因だったと思います。 当時のチームの社長はプロチームだから見にきてくれるお客さんのためを思って言ったのだと思いますが「派手なプレーをしろ」と良くぼくに言ってきました。 最初は自分はそんなプレーヤーではないので、自分のできることをやろうと思っていましたが、毎日会うたびに何度も言われるのでそういうプレーをした方が良いのかなと考えが少し入ってくるようになりました。 自分のプレースタイルに合わないことをトレーニングからやろうとしてしまったのもイップスになってしまった原因だと感じています。 周りに耳を貸しすぎたり、目を気にしすぎたりするあまり、自分のプレースタイルを見失ってしまったのです。 しかもフットサルというスポーツそのものをまだ理解しきれていなかった中で自分には合わないプレーをしようとしていたのは本当に良くなったと思います。 大学時代の恩師から守破離をという大切なことを教えてもらっていたにも関わらずぼくは、基本となる守を完璧にする前に、離れ技の派手なプレーばかりを意識してしまい自分を見失ってしまいました。イップスにならないために意識すること
イップスにならないためにはなってしまう人の特徴の逆を意識すれば防げる可能性がグッと高まります。 イップスになってしまったぼくの逆を意識して考えていきましょう。 もちろん、イップスになりやすい人の特徴はこれが全てではないですし、人によって違うので参考にしてみてください。- 責任感が強い
- 真面目で完璧主義
- 不満をため、愚痴る
- 高すぎた目標
- 理論的に考えすぎる
- 周囲の目を気にしすぎる自分をよく見せようとする