あの人の言葉で力をもらった。
あの言葉があったからこそ今の自分の成長がある。
そんなエピソードは誰にでも一つはあると思います。
言葉をかえるだけで何が得られるのか。
自分自身の中で何が変化するのか。
一流と超一流の人の言葉から何が違うのか?
を探ってみたいと思う。
人間の脳は90%眠っている
人間はの能力は90%以上が眠っています。
これはイチロー選手でも本田圭佑選手でも、誰しもがそうです。
『いやいや、才能があるからだよ』
『そんなのウソだよ』
と思う人も中にはいるかもしれません。
しかし、彼らが才能の開花の術を知っているとしたらどうでしょう?
素晴らしい活躍の裏には脳の仕組みを利用した言葉の力があるとしたら?
イチロー選手や本田圭佑選手のように
『日本一になる』
『日本代表選手になる』
それらを言葉を変えることで実現できるとしたら?
誰もがイチロー選手や本田圭佑選手のようになれるということではなく、偉大な2人のアスリートのように次々と目の前の壁を乗り越え活躍できるとしたら?
言葉に気をつかう
世界で活躍する超一流のアスリートたちは物凄い自信に満ち溢れていますよね。
メッシ
クリスティアーノ・ロナウド
タイガー・ウッズ
マリア・シャラポア
彼ら彼女らの自信はどこから来ていると思いますか?
過去の実績
毎日の練習の積み重ね
もちろんそれもあるでしょう。
ゴール側のなりたい自分を強烈にイメージして、本来の自分はこうあるべきだと強いイメージすることによって発言する言葉です。
だから彼ら彼女らは常にトップでいつづけられるのです。
インタビューで発言する言葉の違い
2014年サッカーブラジルW杯はドイツがアルゼンチンを下して4回目の優勝を飾りましたが、予選リーグでは多くの強豪国が破れました。
その中でも世界No1プレーヤーのC・ロナウド率いるポルトガル代表の予選敗退が決まった時のインタビューを聞いて僕は日本代表がW杯で優勝するはまだまだ先だと感じました。
C・ロナウド
C・ロナウドは予選敗退が決まった直後のインタビューでこう答えていました。
『サッカーとはこういうのもだ。時には負けることもある。しかし、我々はこの大会で勝ち進むだけの力があった。次の大会に向けて準備したい。』
こんな風に答えていました。
『世界No1プレーヤーだから言える言葉だよ』
と思うのではなく、これくらいの高い自身の能力に対する自己評価がなければ世界で勝つことは簡単ではいと思います。
本田圭佑選手
一方、本田圭佑選手は予選リーグ敗退が決まった直後このように答えていました。
『自信について、もう一度根本から考え直さないといけない』
こんな風に答えていました。
2人の言葉の違い
2人の選手の違いがわかるでしょうか。
前者は力はあったけど今回は負けてしまった。
後者は負けてしまった自分を否定しています。
似ているようで内容は全く違う発言です。
前者は自分のもっている力に対して自信をもったままですが、後者は自信そのものを否定してしまっています。
言葉の力は思った以上に強いです。
自分の言った言葉は自分を受け入れてしまいます。
ゴール側の自分をイメージした言葉にする
では、どういう言葉にすればよかったのか?
例えばですが、
「勝つ力はあったが今回は出せなかった。これが今の実力。」
のように自分のゴール側のイメージを押し下げないような言葉を使うことが重要です。
もちろん、状況によって上手に言葉をコントロールすることも選手の力でもあり、そういった場面もでてくるはず。
言葉に迷った時は未来のゴール側にいる自分を信じる発言することが重要です。
過去の実績や経験はもちろん大切ですし、今までの積み重ねの結果ですから当然評価すべきものです。
でも、過去に縛られると自分の思い描くゴールに近づいていくことが難しくなることもあります。
だからこそ言葉という武器を自分のものにすることが大切です。